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電子消費者契約法

電子消費者契約法

正式名称「電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律」

公布:平成13年06月29日法律第95号
施行:平成13年12月25日

【趣旨】

第一条
この法律は、消費者が行う電子消費者契約の要素に特定の錯誤があった場合及び隔地者間の契約において電子承諾通知を発する場合に関し民法(明治二十九年法律第八十九号)の特例を定めるものとする。

【定義】

第二条

  この法律において「電子消費者契約」とは、消費者と事業者との間で電磁的方法により電子計算機の映像面を介して締結される契約であって、事業者又はその委 託を受けた者が当該映像面に表示する手続に従って消費者がその使用する電子計算機を用いて送信することによってその申込み又はその承諾の意思表示を行うも のをいう。
 この法律において「消費者」とは、個人(事業として又は事業のために契約の当事者となる場合におけるものを除く。)をいい、「事業者」とは、法人その他の団体及び事業として又は事業のために契約の当事者となる場合における個人をいう。
 この法律において「電磁的方法」とは、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法をいう。
  この法律において「電子承諾通知」とは、契約の申込みに対する承諾の通知であって、電磁的方法のうち契約の申込みに対する承諾をしようとする者が使用する 電子計算機等(電子計算機、ファクシミリ装置、テレックス又は電話機をいう。以下同じ。)と当該契約の申込みをした者が使用する電子計算機等とを接続する 電気通信回線を通じて送信する方法により行うものをいう。

【電子消費者契約に関する民法の特例】

第三条

民法第九十五条(※01) ただし書の規定は、消費者が行う電子消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示について、その電子消費者契約の要素に錯誤があった場合であって、当該錯誤 が次のいずれかに該当するときは、適用しない。ただし、当該電子消費者契約の相手方である事業者(その委託を受けた者を含む。以下同じ。)が、当該申込み 又はその承諾の意思表示に際して、電磁的方法によりその映像面を介して、その消費者の申込み若しくはその承諾の意思表示を行う意思の有無について確認を求 める措置を講じた場合又はその消費者から当該事業者に対して当該措置を講ずる必要がない旨の意思の表明があった場合は、この限りでない。
 消費者がその使用する電子計算機を用いて送信した時に当該事業者との間で電子消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示を行う意思がなかったとき。
 消費者がその使用する電子計算機を用いて送信した時に当該電子消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示と異なる内容の意思表示を行う意思があったとき。

【電子承諾通知に関する民法の特例】

第四条

民法第五百二十六条第一項(※02)及び第五百二十七条(※03)の規定は、隔地者間の契約において電子承諾通知を発する場合については、適用しない。

    附 則

【施行期日】

第一条

この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。

【経過措置】

第二条

この法律の施行前にその申込み又はその承諾の意思表示を行った電子消費者契約については、なお従前の例による。

第三条

この法律の施行前に隔地者間の契約において発した電子承諾通知については、なお従前の例による。

以上

●注釈

※01 民法第九十五条

この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。

※02 民法第五百二十六条第一項

隔地者間の契約は、承諾の通知を発した時に成立する。

※03 民法第五百二十七条

 申込みの撤回の通知が承諾の通知を発した後に到達した場合であっても、通常の場合にはその前に到達すべき時に発送したものであることを知ることができるときは、承諾者は、遅滞なく、申込者に対してその延着の通知を発しなければならない。
 承諾者が前項の延着の通知を怠ったときは、契約は、成立しなかったものとみなす。

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